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部署の力を活性化できるか? 2006年05月01日

中途採用と新卒採用では、採用基準は基本的に異なります。新卒採用は、人事部の仕事で、その年の採用予定人数は取締役会レベルで決定します。決定事項を、内定辞退者も予想して、予定人数丁度に採用し、その範囲でポテンシャルの高い人を集められるかが、人事部の責任となります。採用出来た人の中から、現場の要求に応じて配属を振分けてゆきます。

中途採用は、現場が主体となります。人事部は窓口を担当するだけです。現場には、一人一人の顔を持った既存の組織があります。Aさんが異動するから(又は退職するから)、その「後任」で。業務が増えてきたから「増員」で、B主任の横に位置するポジションで、当面はC課長代理にOJTをしてもらえるような人。という具合に、「後任」か「増員」、具体的なポジションがイメージされています。

現場の採用責任者の頭の中には、既存の組織の一人一人の顔があります。頭の中で、候補者を想定されたポジションに置いてみて、「部署の力が活性化するかどうか」が採用のポイントになります。その人が加わることにより、どの様に組織が変化するか、既存のメンバーとシナジー効果を生むかを想像します。四番バッターばかりを集めても、チームとして結果が出せなければ、監督は責任を問われます。優秀な方ではあるけども、ウチの組織のなかではウクな、とか。C課長代理とは上手くやっていけずに、B主任のやる気も落ちるのではないか、組織のバランスを崩してしまうかもしれないな、ということで、不合格になることもあります。現場では、今度新しく入ってくる人はどんな人なのだろう。自分たちとお互い上手くやってゆける人なら良いな、という期待と不安があります。

1次面接は、「部署の活性化」を基準に現場が判断し。2次面接は、現場から上がってきた企画申請を会社として承認するかどうかが判断されます。面接が1回の場合は、この承認が書類審査のみで行われるか、1次面接の中に同席しているかです。1次面接を通過させた現場の採用責任者は、応募者本人以上に、2次面接に通過してもらいたいと願っています。苦労して候補者を選定して、現場では絶対に採用したいと思っても、社長(又は担当役員)で決裁がおりないと、採用できないのが会社のルールです。

中途採用では、能力が高いほど良いというわけではないのです。逆に言うと、不合格になったからといって、本人の能力が否定された訳ではないのです。採用企業側の内部の事情の方が、最終的には大きく作用します。

私たちコンサルタントは、採用企業の事情を出来るだけ調べ、求職者の方にお伝えする努力をしています。採用プロセスにおいても、個別のケースに合わせて、適切なアドバイスがさせて頂けると思います。

宵待ち草

Name avantistaff : 2006年05月01日 16:45


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