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もうすぐ平成19年版の「国民生活白書」が発表されますが
昨年度の調査結果には就職に関する結果がたくさんありましたのでご紹介します。
<多様な可能性に挑める社会とは>
第1節 生活における様々な挑戦
○ 生活の様々な分野で「挑戦」が行われているが、「職業生活」、「生活と仕事の調和」に関して、挑戦するための環境が整っていないと認識されている。

第2節 仕事についての挑戦のしやすさ
○ 我が国の転職率は、必ずしも上昇しておらず、労働市場が流動化してきているとは言えない。
○ 特に、正社員の転職率は過去15年間ほとんど変わっていない。

<若年者の適職探し>
第1節 適職探しへの再挑戦
○ 適職探しへの再挑戦を希望する若年者は87年に比べ3割強増加し、若年者全体の2割以上に達している。
○ 適職探しへの挑戦増加の背景 その1:
新卒者がパート・アルバイトとして就業する割合がすう勢的に増加していることから、正社員への転職を希望する若年者が増えている。

○ 適職探しへの挑戦増加の背景 その2:
新卒時に景気が悪かったために不本意な就職をせざるを得なかった若年者が、捲土重来を期して転職を希望している。

○ 適職探しへの挑戦増加の背景 その3:
長時間労働をする若年正社員が増えており、そうした若年者が転職を希望する傾向も強まっている。

第2節 若年者の適職探しをめぐる壁
○ 企業の採用慣行による壁 その1:
多くの企業では既卒者を新卒枠では採用しないため、卒業後数年経過した後に正社員を希望する若年者の就職・再就職が困難となっている。これが若年者の適職探しを阻害する「壁」になっている。

○ 企業の採用慣行による壁 その2:
3割の企業が、フリーター経験のある応募者をマイナスに評価している。

○ 若年者の能力開発に伴う壁:
中途採用市場では専門能力が求められる。その一方で、パート・アルバイトは定型的な業務を任されることが多く、専門的な能力を形成しにくい。

<女性のライフサイクルと就業>
第1節 女性のライフコースに関する希望と現実
○ 子育て世代の女性では、いったん離職し、出産・育児後に再就職する「再就職コース」や、出産後も就業を継続し、育児と仕事に並行して取り組む「継続就業コース」を理想とする割合が上昇し、専業主婦を理想とする割合は低下している。

○ 「継続就業コース」を理想とする人の中で、それを実現させている割合は62.3%となっている。また、「再就職コース」を理想とする人の中で、それを実現させている割合は55.6%である。いずれも希望を実現させている割合は半数強にとどまっている。

第2節 女性の継続就業を妨げる壁
○ 女性の継続就業を妨げる壁 その1:
育児休業制度があっても、職場の雰囲気や仕事の状況から取りにくいと感じている人が多い。

○ 女性の継続就業を妨げる壁 その2:
待機児童率が高い都道府県に居住する女性ほど就業しておらず、保育所の不足も継続就業を妨げている。

○ 女性の継続就業を妨げる壁 その3:
子どもがいる男性は、子どものいない男性よりもむしろ労働時間が長く、父親の育児参加は困難。

○ 女性の継続就業を妨げる壁 その4:
小さな子どもがいる女性も、約4割が残業するなど労働時間が長い。このために継続就業をあきらめる女性も少なくないと考えられる。

第3節 女性の再就職を妨げる壁
○ 女性の再就職を妨げる壁 その1:
子どもが小さいと育児負担が大きく、仕事との両立が困難であることから、求職活動を始めることすらあきらめてしまう人が多い。

○ 女性の再就職を妨げる壁 その2:
育児を理由に離職した女性は、離職期間が長くなるほど正社員として再就職しにくくなる。これは、職業能力が離職期間中に低下してしまうためと考えられる。

<高齢者の人生の再設計>
第1節 変わる高齢者像
○ 我が国の健康寿命は平均寿命とともに伸び、高齢期の生活の可能性を広げている。
○ 年齢を重ねるにつれて消費額は低下するが、最近の高齢者ほどその低下の度合いは緩やかになってきている。このように、最近の高齢者の消費意欲は高い。
第2節 高齢者の就業:意識と現実
○ 「適当な仕事がありそうにない」との理由で求職活動をしていない就業希望者を含めた「潜在的な失業率」を見ると、60代は極めて高い。
○ 特に、60代後半は通常の失業率で見ると全年齢平均と変わらないものの、潜在的な失業率は全年齢平均を大きく上回っている。
○ 高齢者の就業を阻む壁:
企業が60歳以上の雇用に消極的である背景には、
(1) 高齢者に適した仕事が十分に掘り起こされていないこと
(2) 高齢者の活用が若年層の育成や活用と両立しないと捉えられていること
(3) 体力面での不利を補うような働き方が工夫されていないこと
などがある。
○ 高齢者が活躍するには、専門的能力をできるだけ磨くことに加え、若い世代に対して技術を伝えたり、助言を与えたりするコミュニケーション技術を身に付けることも有益。

第3節 高齢者の生活と社会貢献活動
○ 高齢者の社会貢献活動参加を阻む壁:
高齢者の社会貢献活動への参加は低調。この背景には、
(1) 活動についての情報の不足
(2) 誘い合って参加する友人・仲間がいないこと
などがある。
○ NPO(民間非営利団体)側では、高齢者に専門知識や対外交渉能力などの面で大きな期待をかけている。

Name avantistaff : 2007年06月04日 08:49
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