3 新規学卒者枠における通年採用
新規学卒者枠での正社員の採用にあたって、「通年採用を実施している」企業について学歴別にみると、「中学・高校」が24.4%、「専修学校(専門課程)」が24.6%、「高専・短大」が24.4%、「大学・大学院」が25.1%となっている。
4 企業の中核となる人材
(1)期待する事項
企業の中核となる人材に期待する事項(3つまでの複数回答)について職種別にみると、「管理職」では「決断力・実行力」が61.4%、「指導力」が54.3%、「専門・技術職」では「専門的知識・技能」が76.5%、「責任感」が53.1%、「現業職のうち熟練技能者」では「専門的知識・技能」が57.6%、「責任感」が52.4%、「熱意・意欲」が51.6%と高くなっている。
(2)現在の不足感及び将来的に不足する懸念
企業の中核となる人材について、現在の不足感及び将来的に不足する懸念についてみると、「現在不足感がある」が44.2%、「将来的に不足する懸念がある」が39.2%、「現在不足感がなく、将来的にも不足する懸念がない」が16.4%となっている。
企業の中核となる人材の「現在不足感がある」又は「将来的に不足する懸念がある」企業について、要因としてどのようなことがあるか(複数回答)を職種別にみると、「管理職」では「人員構成の歪み」が49.6%、「既存事業の拡充」が22.9%、「採用者の定着率低下による計画的な育成の困難」が22.2%、「専門・技術職」では「人員構成の歪み」が36.0%、「採用者の定着率低下による計画的な育成の困難」が30.0%、「現業職のうち熟練技能者」では「人員構成の歪み」が34.1%、「採用者の定着率低下による計画的な育成の困難」が30.3%と多くなっている
(3)現在の不足感又は将来的に不足する懸念を解消するための対策
企業の中核となる人材の「現在不足感がある」又は「将来的に不足する懸念がある」企業について、現在の不足感又は将来的に不足する懸念を解消するための対策(複数回答)を職種別にみると、「管理職」では「業務の効率化、正社員の育成強化等により、正社員が更に中心的な業務を担うようにする」が48.8%、「即戦力として中途採用者枠での採用を増やす」が32.3%、「専門・技術職」では「即戦力として中途採用者枠での採用を増やす」が43.7%、「再雇用等により定年退職者を継続して雇用する」が33.3%、「現業職のうち熟練技能者」では「再雇用等により定年退職者を継続して雇用する」が37.1%、「即戦力として中途採用者枠での採用を増やす」が34.4%と多くなっている
(4)中途採用者枠での採用をするにあたり、能力を把握するために用いた方法
企業の中核となる人材の「現在不足感がある」又は「将来的に不足する懸念がある」企業のうち、「即戦力として中途採用者枠での採用を増やす」企業について、どのような方法を用いて能力を把握したか、又は把握しようとしているか(複数回答)をみると、「面接時の対応状況」が84.1%、「提出された履歴書や職務経歴書」が83.4%と多くなっている
(5)正社員を募集する際の方法
企業の中核となる人材の確保を目的として正社員を募集する際の方法(複数回答)についてみると、「新規学卒者枠」では「公共職業安定所」が43.6%、「学校の先生等の紹介・推薦」が29.5%、「中途採用者枠」では「公共職業安定所」が66.5%、「就職情報誌、新聞の求人広告・チラシ」が44.1%と多くなっている。
これを企業規模別にみると、「新規学卒者枠」、「中途採用者枠」ともに企業規模が小さくなるほど「公共職業安定所」が高く、企業規模が大きくなるほど「就職情報誌、新聞の求人広告・チラシ」、「自社独自のウェブサイト」、「会社説明会を開催して」が高くなっている。
5 非正社員から正社員への登用制度
(1)非正社員から正社員への登用制度の有無及び登用実績
非正社員から正社員への登用制度の有無及び登用実績についてみると、「制度があり、登用の実績もある」が27.8%、「制度はあるが、登用の実績はない」が5.3%、「制度はないが登用の実績はある」が37.6%、「制度がなく、登用の実績もない」が29.1%となっている。
「制度があり、登用の実績もある」を産業別にみると、「医療,福祉」(50.6%)、「教育,学習支援業」(45.2%)が高くなっている。
企業規模別にみると、企業規模が大きくなるほど「制度があり、登用の実績もある」企業割合が高くなっている。
(2)非正社員から正社員への登用制度の年齢上限の有無
非正社員から正社員への登用制度がある(「制度があり、登用の実績もある」又は「制度はあるが、登用の実績はない」)企業について、年齢上限の有無を職種別にみると「管理職」では「年齢に上限がある」が10.8%、「年齢に上限はない」が70.3%、「専門・技術職」では「年齢に上限がある」が12.5%、「年齢に上限はない」が68.5%、「事務職」では「年齢に上限がある」が14.4%、「年齢に上限はない」が74.5%、「現業職」では「年齢に上限がある」が15.1%、「年齢に上限はない」が73.6%となっている
(3)企業の中核となる人材として活躍している事例の有無
非正社員から正社員への登用実績がある(「制度があり、登用の実績もある」又は「制度はないが、登用の実績はある」)企業について、企業の中核となる人材として活躍している事例の有無をみると、「事例がある」が63.2%、「事例がない」が36.8%となっている。
「事例がある」を産業別にみると、「情報通信業」(73.9%)、「医療,福祉」(73.6%)、「飲食店,宿泊業」(73.3%)が高くなっている。
企業規模別にみると、企業規模が大きくなるほど「事例がある」企業割合が高くなっている。
(4)今後の登用方針について
非正社員から正社員への今後の登用方針をみると、「現在のところ未定」が48.3%、「随時登用していきたい」が35.4%と多くなっている。
「随時登用していきたい」を産業別にみると、「医療,福祉」(65.0%)、「飲食店,宿泊業」(51.8%)、「教育,学習支援業」(46.3%)が高くなっている。