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「景気は弱まっている」内閣府月例報告10/20 2008年10月27日

10月20日、内閣府より「月例報告」がでました。概要を掲載します。

(我が国経済の基調判断)
景気は、弱まっている。

・輸出は、緩やかに減少している。生産は、減少している。
・企業収益は、減少している。設備投資は、弱含んでいる。
・雇用情勢は、悪化しつつある。
・個人消費は、おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きもみられる。

先行きについては、当面、世界経済が減速するなかで、下向きの動きが続くとみられる。加えて、アメリカ・欧州における金融危機の深刻化や景気の一層の下振れ懸念、株式・為替市場の大幅な変動などから、景気の状況がさらに厳しいものとなるリスクが存在することに留意する必要がある。

(政策の基本的態度)
政府は「安心実現のための緊急総合対策」を着実に実行する。また、現下の内外金融市場の混乱を受け、政府は日本銀行と緊密に連携して、?国際的な連携を緊密に行う、?実態の把握に最善を尽くす、?中小企業金融の円滑化に万全を期す、との方針で適切に対処する。さらに、政府は新しい経済対
策を早急に策定する。

政府は、「経済財政改革の基本方針2008」に基づき、改革への取組を加速・深化する。民間需要主導の持続的な成長と安定的な物価上昇率を実現させるため、政府と日本銀行は、上記基本方針に示されたマクロ経済運営に関する基本的視点を共有し、内外の経済金融動向を注視しつつ、政策運営を行う。
日本銀行は、10月14日、ドル供給オペの拡充等、金融市場の安定確保のための対応策を決定した。

1.消費・投資などの需要動向

個人消費は、おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きもみられる。

個人消費は、おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きもみられる。消費者マインドは悪化しており、所得は弱い動きとなっている。需要側統計(「家計調査」等)と供給側統計(鉱工業出荷指数等)を合成した消費総合指数は、おおむね横ばいとなっているが、8月は前月に比べ減少した。

個別の指標について、8月の動きをみると、「家計調査」では、実質消費支出は前月から減少した。販売側の統計をみると、小売業販売額は前月に比べて増加した。新車販売台数は、8月減少した後、9月は増加した。旅行は、国内、海外ともに前年を下回った。外食は、前年を上回った。先行きについては、所得が弱い動きとなっているなかで、株価が大幅に下落していることもあり、注視が必要である。

設備投資は、弱含んでいる。

設備投資は、弱含んでいる。これを需要側統計である「法人企業統計季報」でみると、2008年1−3月期は増加したものの、2008年4−6月期は減少している。機械設備投資の供給側統計である資
本財出荷は、緩やかに減少している。ソフトウェア投資は、緩やかに増加している。

「日銀短観」によれば、2008年度設備投資計画は大企業製造業で6年連続の増加、大企業非製造業で4年ぶりの減少が見込まれている。また、設備投資の動きに先行性がみられる設備過剰感は緩やか
に高まっている。先行指標をみると、機械受注は、弱含んでいる。建築工事費予定額は、おおむね横ばいとなっている。

先行きについては、企業収益が減少し、世界の景気の一層の下振れ懸念など先行き不透明感が高まるなかで、当面、慎重な動きが続くと見込まれる。

住宅建設は、おおむね横ばいとなっている。

住宅建設は、おおむね横ばいとなっている。持家、貸家の着工はおおむね横ばいとなっている。分譲住宅の着工は弱含みとなっている。総戸数は、8月は前月比1.2%減の年率113.0 万戸となった。
総床面積は、前月比1.7%増となったが、これは持家が増加し、貸家が減少したため、1戸当たり床面積が増加したことによる。先行きについては、雇用情勢が悪化しつつあり、所得が弱い動きとなっていること、マンション販売在庫数が高い水準にあること等に留意する必要がある。

公共投資は、総じて低調に推移している。

公共投資は、総じて低調に推移している。
公共投資の関連予算をみると、平成20 年度一般会計予算では、公共事業関係費について、前年度比3.1%減としつつ、地域の自立・活性化、安全・安心の確保等の課題に重点化している。また、平成20 年度地方財政計画では、投資的経費のうち地方単独事業費について、中期的に計画的な抑制を図る中で前年度比3.0%減としつつ、重点的な配分を行うとしている。

2008 年7−9月期の公共工事請負金額は前年を上回った。先行きについては、国、地方の予算状況などを踏まえると、総じて低調に推移していくものと見込まれる。

輸出は、緩やかに減少している。輸入は、弱含んでいる。貿易・サービス収支の黒字は、減少している。

輸出は、緩やかに減少している。地域別にみると、アジア向け輸出は、横ばいとなっている。アメリカ向け輸出は、輸送用機器が減少し、全体として減少している。EU向け輸出は、横ばいとなっている。先行きについては、世界経済が減速するなかで、当面、弱い動きが続くと見込まれる。

輸入は、弱含んでいる。地域別にみると、アジアからの輸入は、機械機器が減少し、全体として緩やかに減少している。アメリカからの輸入は、横ばいとなっている。EUからの輸入は、横ばいとなっている。

国際収支をみると、輸出金額が横ばい、輸入金額が増加となっており、貿易収支の黒字幅は減少している。また、サービス収支の赤字幅は横ばいとなっている。そのため、貿易・サービス収支の黒字は減少している。

2.企業活動と雇用情勢

生産は、減少している。

鉱工業生産は、設備投資の弱含みや輸出の緩やかな減少などから、減少している。
先行きについては、需要が弱く、在庫率も高まっていることから、当面、弱い動きが続くと見込まれる。なお、製造工業生産予測調査においては、9月は増加、10 月は減少が見込まれている。
また、第3次産業活動は、おおむね横ばいとなっている。

企業収益は、減少している。また、企業の業況判断は、悪化している。倒産件数は、増加している。

企業収益の動向を「法人企業統計季報」でみると、2008年4−6月期の経常利益(金融持株会社を除く)は、売上高が減収となったこと等により前年同期比10.5%減となり、4四半期連続の減益となった。業種別にみると、製造業が11.7%の減益、非製造業が9.4%の減益となっている。「日銀短観」によると、2008年度の売上高は6年連続の増収、経常利益は2年連続の減益を見込んでいる。
企業の業況判断について、「日銀短観」をみると、悪化している。大企業製造業の業況判断は4四半期連続の悪化、大企業非製造業の業況判断は5四半期連続の悪化となった。中小企業製造業の業況判
断は3四半期連続の悪化、中小企業非製造業の業況判断は6四半期連続の悪化となった。

また、企業倒産は、増加している。倒産件数は、8月1,254件の後、9月は1,408件となった。負債総額は、8月8,679億円の後、9月は5兆3,625億円となった。

雇用情勢は、悪化しつつある。

雇用情勢は、悪化しつつある。
完全失業率は、上昇傾向で推移しており、8月は前月比0.2%ポイント上昇し4.2%となった。完全失業者数は増加し、就業者数は横ばいとなった。15〜24 歳層の完全失業率は高水準ながら低下傾向で推移している。
新規求人数は減少している。有効求人倍率は低下している。雇用者数は横ばいで推移している。製造業の残業時間は減少している。
企業の雇用人員判断は、9月は不足感が弱まっている。
賃金の動きをみると、定期給与は横ばい圏内で推移している。現金給与総額は弱い動きとなっている。

3.物価と金融情勢

国内企業物価は、緩やかに下落している。消費者物価は、緩やかに上昇している。

国内企業物価は、緩やかに下落している。9月の国内企業物価は、石油製品などの下落により、前月比で0.4%下落した。輸入物価(円ベース)は、下落している。
企業向けサービス価格の基調を「海外要因を除くベース」でみると、横ばいとなっている。
消費者物価の基調を「生鮮食品、石油製品及びその他特殊要因を除く総合」(いわゆる「コアコア」)でみると、緩やかに上昇している。8月は、季節調整済前月比で0.1%上昇した。「生鮮食品を除く総合」(いわゆる「コア」)は、緩やかに上昇している。8月は、季節調整済前月比で0.1%上昇した。先行きについては、消費者物価(コアコア)は、当面、緩やかな上昇傾向で推移すると見込まれる。

株価(日経平均株価)は、12,100 円台まで上昇した後、8,200 円台まで下落し、その後8,400 円台で推移している。対米ドル円レートは、106 円台から99 円台まで円高方向で推移した後、100 円台で推移している。

株価は、12,100 円台まで上昇した後、アメリカにおける金融不安の高まりを背景とした世界的な景気後退への警戒感等から、8,200 円台まで下落し、その後8,400 円台で推移している。対米ドル円レートは、106 円台から99 円台まで円高方向で推移した後、100 円台で推移している。
短期金利についてみると、無担保コールレート(オーバーナイト物)は、0.5%付近で推移している。ユーロ円金利(3ヶ月物)は、0.8%台で推移している。長期金利は、アメリカの長期金利の動向等を背景に、1.5%台前半まで上昇した後、1.3%台後半まで低下し、その後1.5%台後半で推移している。企業金融については、企業の資金繰り状況は悪化しており、民間債と国債との流通利回りスプレッドはこのところ拡大している。
マネタリーベースは、前年比0.9%の伸びとなっている。M2は、前年比2.2%の伸びとなっている。

4.海外経済

世界の景気は減速している。先行きについては、金融危機の影響により、一段の下振れリスクがある。

アメリカでは、景気は後退している。先行きについては、金融危機の影響により、一層厳しさが増すリスクがある。

2008年4−6月期では、住宅投資や在庫投資が減少したものの、消費や外需の増加などから、GDP成長率は前期比年率2.8%増となった。
消費はこのところ減少している。設備投資はこのところ弱い動きとなっている。住宅建設は減少している。
生産は緩やかに減少している。雇用面では、雇用者数は減少しており、失業率は上昇している。物価面では、コア物価上昇率はやや上昇している。
9月中旬の大手金融機関の破綻を始めとする金融市場混乱の深刻化を受けて、10月3日に金融市場の安定化を目的とした緊急経済安定化法が成立し、10月14日には同法に基づき、最大2500億ドルを金
融機関に資本注入することが発表された。
また、10月8日に緊急に開催されたFOMCでは、欧州中央銀行(ECB)及び4か国の中央銀行と協調して、フェデラル・ファンドレート(FF金利)の誘導目標水準を0.50%引下げ、1.50%とすることが決定された。

アジアでは、中国等で景気は拡大が続いているが、一部で減速の動きがみられる。

中国では、景気は拡大が続いている。固定資産投資は高い伸びが続いている。マレーシアでは、景気は拡大している。台湾では、景気の拡大は緩やかになっている。タイでは、景気は緩やかに回復している。韓国では、景気は減速している。シンガポールでは、景気は弱含んでいる。

ユーロ圏及び英国では、景気は弱含んでいる。先行きについては、金融危機の影響により、景気後退のリスクが高まっている。

ユーロ圏、ドイツ、フランス、英国では、景気は弱含んでいる。
欧州中央銀行(ECB)は、10月8日の理事会で、政策金利(短期買いオペの最低応札金利)を0.50%ポイント引き下げ、3.75%とすることを決定した。
イングランド銀行(BOE)は、10月8日の金融政策委員会で、政策金利(バンクレート)を0.50%ポイント引き下げ、4.50%とすることを決定した。

国際金融情勢等

金融情勢をみると、欧米を中心とした金融危機により、世界の主要な株価は大幅に下落した。主要国の長期金利は、9 月下旬から10 月上旬にかけて大幅に低下した後、上昇している。短期金利に
ついてみると、ユーロドル金利(3ヶ月物)が大幅に上昇した。
ドルは、円以外の主要通貨に対して大幅に増価した。原油価格は、9月下旬にかけて上昇した後、大幅に下落した。

Name avantistaff : 10:19


労働生産性の上昇率は2002年度以降で最も低い水準 2008年10月20日

社会経済生産性本部(理事長:谷口恒明)は「生産性白書2008年版」をまとめた。本書は、2007年度の労働生産性の動向や生産性をめぐる日本の課題などを収録したもの。概要は以下の通り。

1.持続的な経済成長のために「前向きの生産性回復」への転換をはかることが重要。
長期的な生産性向上のためには、

(1)IT資本の蓄積
(2)人的資本の育成
(3)効果的な規制緩和を重点的に進めるべき
 
2.2007年度の日本の労働生産性は803万円。労働生産性上昇率は前年度比+1.2%となり、2002年度以降で最も低い水準。

3. 電気ガスや製造業、卸小売など対象14産業分野のうち6産業で労働生産性が向上したものの、医療福祉やサービス業、不動産業などサービス分野の8産業はマイナスに。

4. 上場企業平均の名目労働生産性水準(2007年度)は2,152万円。2001年度以来6年ぶりに低下。製造業の労働生産性は任天堂が第1位。分野別でみると、輸送機械はシマノ、電気機械はファナック、宿泊、飲食サービスでは「すき家」などを展開するゼンショーがトップ。

上場企業の労働生産性の推移.JPG

5. パートやアルバイトなどを含めて労働生産性を試算すると、上場企業平均は1,542万円と、正社員ベースの7割程度に低下。特に、非正規雇用の割合が高い小売業(同約46%)や宿泊、飲食サービス業(同39%)では、乖離が大きい。

6. 日本のサービス産業の国際化が遅れているのは、各国の規制や慣行が障害となっていることもあるが、非戦略的な受身の海外進出や日本市場への依存も要因となっている。

出典:財団法人 社会経済生産性本部 総合企画部 生産性総合研究センター

http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/01.data/activity000883/attached.pdf

Name avantistaff : 09:00


〜65歳までの高年齢者雇用確保措置は着実に進展〜 2008年10月15日

〜65歳までの高年齢者雇用確保措置は着実に進展〜
(平成20年6月1日現在の高年齢者の雇用状況)

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」によりに基づき、事業主は、毎年6月1日現在の状況を厚生労働大臣に報告しなければならないこととされておりその結果がでましたのでご報告します。

《ポイント》
1 高年齢者雇用確保措置の実施状況
〜大企業のほとんどが雇用確保措置を実施、中小企業も95%超〜

○ 平成20年6月1日現在、51人以上規模の企業(注1)のうち、高年齢者雇用確保措置(注2)の実施企業の割合は、96.2%と前年比3.5ポイント増加。
うち、中小企業(注3)は95.6%(前年比3.8ポイント増)。
大企業(注4)は99.8%(前年比1.7ポイント増)。
○ 希望者全員が65歳以上まで働ける企業(注5)の割合は39.0%(前年比2.0ポイント増)。
○ 70歳までの雇用確保措置を実施した企業(注6)の割合は12.4%(前年比0.5ポイント増)。

2 雇用確保措置の義務化後の高年齢労働者の動向
〜高年齢者の常用労働者数が大幅に増加〜
○ 雇用確保措置の義務化前(平成17年)に比較して、

・ 60〜64歳の常用労働者数は約78万人から約129万人に増加(64%増)。
・ 65歳以上の常用労働者数は約27万人から約49万人に増加(84%増)。

〜定年到達者のうち継続雇用される者が大幅に増加〜

○ 雇用確保措置の義務化前(平成17年)に比較して、定年到達予定者のうち継続して雇用される予定の者の数(割合)は約12万人(48%)から約32万人(73%)に、約20万人増加(25ポイント増)。

3 今後の取組
○ 65歳までの雇用確保措置の確実な実施のため、引き続き51人以上規模の未実施企業に対して強力に指導を行うほか、今後は、50人以下規模の企業に対して重点的に指導を実施する。

○ 少子・高齢化の進行、将来の労働力人口の減少等の状況を踏まえ、「70歳まで働ける企業」の普及・啓発に取り組む。

(注1)法第52条第1項により、事業主は、毎年、6月1日現在の定年及び継続雇用制度の状況等を厚生労働大臣に報告することとされており、今般、当該報告を提出した51人以上規模の企業93,886社について、高年齢者雇用確保措置の実施状況を集計(うち中小企業(51人〜300人規模)は79,688社、大企業(301人以上規模)は14,198社)。
(注2)事業主は、雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用の確保のため、定年の定めの廃止、定年の引上げ、継続雇用制度の導入(「高年齢者雇用確保措置」)のいずれかの措置を講じなければならない(法第9条第1項)。なお、定年の引上げ、継続雇用制度の義務年齢は、年金の支給開始年齢の引上げに合わせて、平成25年4月までに段階的に引上げ(現在は、63歳)。
(注3)中小企業とは51人〜300人規模の企業。
(注4)大企業とは301人以上規模の企業。
(注5)定年の定めの廃止、65歳以上定年、希望者全員65歳以上継続雇用の企業。
(注6)定年の定めの廃止、70歳以上定年、希望者全員70歳以上・基準該当者70歳以上継続雇用の企業。

1 高年齢者雇用確保措置の実施状況

(1) 全体の状況
高年齢者雇用確保措置(以下「雇用確保措置」という。)の実施済企業の割合は96.2%(90,351社)、前年比3.5ポイントの増加となっている。

一方、雇用確保措置を未実施である企業の割合は3.8%(3,535社)、前年比3.5ポイントの減少となっている。
このように、企業における雇用確保措置は着実に進展している

(2) 企業規模別の状況
雇用確保措置の実施済企業の割合を企業規模別に見ると、大企業では99.8%(14,168社)、前年比1.7ポイントの増加、中小企業では95.6%(76,183社)、前年比3.8ポイントの増加となっており、大企業のほとんどが雇用確保措置を実施し、また、中小企業の実施状況も着実に進展している

雇用確保措置を実施した企業の割合.JPG

(3) 雇用確保措置の上限年齢
雇用確保措置の上限年齢については、雇用確保措置の実施済企業のうち、現在の義務年齢である63歳又は64歳を上限年齢とした企業は20.5%(18,543社)となる一方、法の義務化スケジュールより前倒しして65歳以上を上限年齢とした企業(定年の定めのない企業を含む。)は79.5%(71,808社)、前年比2ポイントの増加となっている。

雇用確保措置の上限年齢.JPG

(4) 雇用確保措置の内訳
雇用確保措置の実施済企業のうち、「定年の定めの廃止」の措置を講じた企業は2.1%(1,899社)、「定年の引上げ」の措置を講じた企業は12.5%(11,262社)、「継続雇用制度の導入」の措置を講じた企業は85.4%(77,190社)となっている

雇用確保措置の内訳.JPG

(5) 継続雇用制度の内訳
継続雇用制度を導入した企業(77,190社)のうち、希望者全員の継続雇用制度を導入した企業は38.6%(29,812社)、対象者となる高年齢者に係る基準を労使協定で定め、当該基準に基づく継続雇用制度を導入した企業は44.0%(33,932社)、労使協定の締結に向けて努力したにもかかわらず協議が調わず、法に基づく特例措置により就業規則等で基準を定め、当該基準に基づく継続雇用制度を導入した企業は17.4%(13,446社)となっている

継続雇用制度の内訳.JPG

(6) 希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合
希望者全員が65歳以上まで働ける企業(定年の定めの廃止、65歳以上定年、希望者全員65歳以上継続雇用制度の導入のいずれかを実施)の割合(全企業中)は39.0%(36,626社)、前年比2.0ポイントの増加となっている。

企業規模別に見ると、中小企業では42.2%(前年比2.2ポイント増加)、大企業では21.2%(前年比1.2ポイント増加)となっている

(7) 「70歳までの雇用確保措置を実施した企業」の割合
「70歳まで働ける企業」(定年の定めの廃止、70歳以上定年、希望者全員70歳以上・基準該当者70歳以上継続雇用制度の導入のいずれかを実施)の割合(全企業中)は12.4%(11,598社)、前年比0.5ポイントの増加となっている。

企業規模別に見ると、中小企業では13.2%(前年比0.5ポイント増加)、大企業では7.4%(前年と同じ)となっている

2 雇用確保措置の義務化後の高年齢労働者の動向
(1)常用労働者数の推移
雇用確保措置の義務化前(平成17年)に比較して、

・ 60歳〜64歳の常用労働者数は78万4千人から128万9千人へ50万5千人の増加(64.3%の増加)
・ 65歳以上の常用労働者数は26万5千人から48万8千人へ22万3千人の増加(83.8%の増加)

と、大幅に増加している

年齢別常用労働者数.JPG

(2)定年到達予定者に占める継続雇用予定者の状況
雇用確保措置の義務化前(平成17年)と比較して、定年到達予定者のうち継続雇用される予定の者の占める者の数(割合)は12万人(48.4%)から31万6千人(73.3%)へ、19万6千人の増加(24.9ポイントの増加)となっている

3 今後の取組
(1) 65歳までの雇用確保措置の確実な実施
[1] 雇用確保措置未実施企業に対する指導の実施
本年6月1日時点の高年齢者雇用状況報告によると、51人以上の規模の企業における雇用確保措置は着実に進展しているが、未実施企業が3,535社あることから、引き続き、各都道府県労働局、ハローワークの幹部等による個別指導を強力に実施し、早期解消を図るとともに、今後は、特に50人以下規模の企業に対して、重点的に集団指導や個別指導を行うとともに、雇用確保措置の導入に向けた取組を行う事業主団体に対する奨励金の活用促進等を通じて、雇用確保措置の実施を図る。

[2] 雇用確保措置の充実
上記の雇用確保措置の実施に係る指導に加えて、勤務時間の多様化、職域拡大、処遇改善等を通じて、希望者全員の65歳までの継続雇用、定年の引上げ、定年の定めの廃止といった雇用確保措置の充実に取り組んでいくよう、企業に積極的に働きかけを行う。

(2) 「70歳まで働ける企業」の普及・啓発
少子・高齢化の進行、将来の労働力人口の減少、団塊世代の60歳の定年年齢への到達等を踏まえ、高年齢者が意欲と能力のある限りいくつになっても働ける社会の実現に向け、事業主団体等による70歳までの高年齢者の一層の雇用に向けた取組の支援、70歳以上の定年への引上げ等に係る「定年引上げ等奨励金」の積極的な活用についての企業への働きかけ等により、「70歳まで働ける企業」の普及・啓発に取り組む。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/10/h1007-1.html

Name avantistaff : 09:59


中途採用削減や希望退職募集が増加 2008年10月 6日

労働経済動向調査(平成20年8月)結果の概況

I 調査の概要
この調査は、生産、販売活動及びそれに伴う雇用、労働時間などの現状と今後の短期的見通しなどを把握するため、年4回実施(通信調査方式)しているもので、本概況は平成20年8月に実施した調査の結果である。調査対象は、日本標準産業分類(平成14年3月改訂)の建設業、製造業、情報通信業、運輸業、卸売・小売業、金融・保険業、不動産業、飲食店,宿泊業及びサービス業(他に分類されないもの)に属する事業所規模30人以上の全国の民営事業所5,664事業所である。(回答事業所数3,255、回答率57.5%)

<ポイント>
・労働者の不足感が続く
・正社員募集を行い、かつ新規学卒者採用枠で既卒者が応募可能だった事業所は全体の3割
・中途採用の削減/停止や希望退職の募集/解雇が昨年よりも増加

≪1 生産・売上額等、所定外労働時間、雇用≫
生産・売上額等の20年4〜6月期の実績は、製造業、卸売・小売業、サービス業の産業で「前期と比べて増加した」が「減少した」を下回った。

所定外労働時間の20年4〜6月期の実績は、サービス業で「前期と比べて増加した」が「減少した」を上回った。

正社員等雇用の20年4〜6月期の実績は、製造業、サービス業で「前期と比べて増加した」が「減少した」を上回った。

≪2 労働者の過不足状況及び中途採用≫
正社員等労働者及びパートタイム労働者の不足感が続いている。

中途採用の実績は昨年より減少している。

※2008年中途採用の時期別実施事業所割合.JPG

≪3 既卒者の応募可能性≫
過去1年間に正社員の募集を行い、かつ新規学卒者採用枠で既卒者が応募可能だった事業所割合は全体の33%。中途採用者採用枠で応募可能だったのは52%となっている。

新規学卒者採用枠に応募可能だった既卒者の応募年齢に「上限がある」事業所割合は50%、このうち、「24歳以下」を上限とする事業所割合が40%となっている。

≪4 新規学卒者採用枠の募集状況≫
過去1年間に正社員を新規学卒者採用枠で「募集した」事業所割合は53%となっている。

募集した事業所における募集時期では、「春季の一括採用のみ」とする事業所割合が67%、「年間を通して随時」が25%、「春季と秋季」が8%となっている.

≪その他 中途採用の削減/停止や希望退職の募集/解雇が昨年よりも増加≫

※2008年中途採用削減・リストラ「.JPG

注:
1) 「正社員」とは、当該事業所で正社員とする者をいう。
2) 「既卒者」とは、学校卒業後すぐに当該事業所に就職する者以外で、35歳未満の者をいう。勤務経験の有無は問わない。
3) 「新規学卒者採用枠」とは、「新規学卒者」として採用する場合をいい、それ以外は「中途採用者採用枠」として扱う。

Name avantistaff : 10:00


 
 
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