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平成20年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況 2009年4月 6日

1 一般労働者の賃金

(1) 賃金の推移
賃金は、男女計299.1千円(平均40.9歳、勤続11.6年)、男333.7千円(平均41.7歳、勤続13.1年)、女226.1千円(平均39.1歳、勤続8.6年)となっており、前年と比べると、男女計では0.7%、男では0.9%それぞれ低下し、女では0.4%上昇している

賃金性別.JPG

(2) 性別にみた賃金
性別に賃金カーブ※をみると、男では、年齢階級が高くなるとともに賃金も上昇し、50〜54歳で421.6千円(20〜24歳の賃金を100とすると206)とピークになり、その後下降している。女では、40〜44歳が251.7千円(同132)と最も高くなっているが、年齢階級が高くなっても賃金はそれほど変わらない。

※賃金カーブとは、年齢(階級)とともに変化する賃金額の状況をグラフで表したものをいう。以下同じ。

賃金性別性別ほんと.JPG

(3) 学歴別にみた賃金
学歴別に賃金をみると、男では、大学・大学院卒(399.6千円、前年比1.9%減)、高校卒(297.0
千円、同0.9%減)で前年を下回っている。一方、女では、高専・短大卒(243.6千円、同1.0%
増)、高校卒(200.6千円、同0.2%増)で前年を上回っている。
学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男では、大学・大学院卒及び高校卒で50〜54歳、高専・短大卒で55〜59歳、女では、大学・大学院卒で65〜69歳、高専・短大卒で55〜59歳、高校卒で50〜54歳となっている。
学歴別に賃金カーブをみると、男女いずれも大学・大学院卒の賃金カーブが急となっており、男は女に比べてその傾向が大きい。

賃金学歴.JPG

(4) 企業規模別にみた賃金
企業規模別に賃金をみると、男では、大企業が381.8千円、中企業が324.6千円(大企業の賃金を100とすると85)、小企業が294.9千円(同77)、女では、大企業が251.0千円、中企業が225.4円(同90)、小企業が207.7千円(同83)となっている。前年と比べると、大企業では、男が3.1%、女が0.4%それぞれ低下し、男女とも前年を下回っている。
賃金がピークとなる年齢階級を企業規模別にみると、男では、大企業及び中企業が50〜54歳で、大企業501.5千円(20〜24歳の賃金を100とすると237)、中企業419.1千円(同205)、小企業が45〜49歳で346.0千円(同177)となっている。女でピークとなっているのは、いずれの企業規模も40〜44歳で、大企業289.8千円(同144)、中企業250.8千円(同130)、小企業222.3千円(同125)となっており、男に比べ年齢階級間格差は小さい。

賃金企業規模.JPG

(5) 産業別にみた賃金
主な産業別に賃金をみると、男では、金融・保険業(463.5千円)が最も高く、次いで教育,学習支援業(434.1千円)となり、飲食店,宿泊業(277.6千円)が最も低くなっている。女では、教育,学習支援業(294.5千円)が最も高く、飲食店,宿泊業(188.4千円)が最も低くなっている。
産業別に賃金カーブをみると、男では、金融・保険業は50〜54歳で賃金がピークとなり、その後は大きく下降している。また、飲食店,宿泊業は他の産業に比べ賃金カーブが緩やかとなっている。女では、教育,学習支援業は、年齢階級が高くなるとともにおおむね賃金も上昇しているが、製造業、飲食店,宿泊業は35〜39歳でピークとなり、その後は下降している。
また、賃金カーブは、男に比べ、女は緩やかとなっている。

賃金業界.JPG


(6) 雇用形態別の賃金
雇用形態別の賃金をみると、正社員・正職員316.5千円(平均40.4歳、勤続12.5年)、正社員・正職員以外194.8千円(平均43.8歳、勤続6.3年)となっている。男女別にみると、男では、正社員・正職員345.3千円(前年比0.6%減)、正社員・正職員以外224.0千円(同0.1%減)、女では、正社員・正職員243.9千円(同0.2%増)、正社員・正職員以外170.5千円(同1.0%増)となっている。
年齢階級別にみると、正社員・正職員以外は、男女いずれも年齢階級が高くなっても賃金の上昇があまり見られない。
正社員・正職員の賃金を100とすると、正社員・正職員以外の賃金は、男で65、女で70となっている。なお、企業規模別では、大企業で55、主な産業別では、卸売・小売業で54と、賃金格差が大きくなっている。

賃金雇用形態6.JPG


(7) 賃金の分布
労働者の分布を男女別にみると、男では、年齢階級が高くなるとともにおおむね賃金階級の高い層に労働者が分布している。一方、女では、35〜39歳までは年齢階級が高くなるとともにおおむね賃金階級の高い層に労働者が分布しているが、それ以降は低い賃金階級に多く分布している。
賃金の散らばりをみると、男女いずれも年齢階級が高くなるとともにおおむね大きくなっている。また、学歴別に分位数で広がりをみると、男女とも大学・大学院卒が他の学歴に比べ、大きくなっている。


(8) 標準労働者の賃金
標準労働者について、学歴別に賃金カーブをみると、男では、すべての学歴で55〜59歳が賃金のピークとなっている。女では、大学卒及び高専・短大卒で55〜59歳、高校卒で50〜54歳が賃金のピークとなっている。
学歴別に20〜24歳の賃金を100とすると、男では、賃金がピークとなる55〜59歳で、大学卒が257、高専・短大卒が278、高校卒が235、女では、大学卒及び高専・短大卒で賃金がピークとなる55〜59歳で、大学卒が236、高専・短大卒が234、高校卒で賃金がピークとなる50〜54歳で201となっている。

賃金標準9.JPG

(9) 製造業における労働者の種類別にみた賃金
製造業について、賃金がピークとなる年齢階級を労働者の種類別にみると、男では、生産労働者、管理・事務・技術労働者ともに50〜54歳で、それぞれ330.5千円、493.6千円、女では、生産労働者が35〜39歳で183.5千円、管理・事務・技術労働者が40〜44歳で260.1千円となっている(第11表

(10) 役職別にみた賃金
企業全体の常用労働者が100人以上の企業について、役職別の賃金をみると、男では、部長級649.2千円(前年比1.1%減)、課長級519.2千円(同1.9%減)、係長級394.2千円(同0.4%増)、女では、部長級613.7千円(同3.2%減)、課長級444.2千円(同2.2%減)、係長級350.4千円(同0.1%増)となっており、男女とも、部長級、課長級で前年を下回っている(第12表)。

2 短時間労働者の賃金

(1) 年齢階級別にみた賃金
短時間労働者の1時間当たり賃金は、男1,071円(前年比1.3%減)、女975円(同1.4%増)となっている。女では、25〜29歳が1,020円でピークとなっており、40歳台以降は900円台となっている。

賃金短時間労働者.JPG

Name avantistaff : 2009年4月 6日 09:00


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